Vol.3 クールアート+ケルティック・ウーマン+キャンティ・ワイン=心に汗をかく休日
 

ケルティック・ウーマンとは、「リバー・ダンス」のヴィッド・ダンウンズが音楽監督を務めるアイルランド出身の5人組の女性ユニットである。一度聴いたら忘れられない済んだ声と、熱のこもったフィドル演奏は「音のオーロラ」にもたとえられて、現在、全米で大ヒット中である。

トリノ五輪で金メダルを取った荒川静香選手が、その後のエキジビションで使用した「ユー・レイズ・ミー・アップ」を歌ったユニット、というと思い当たる人も多いだろう。

荒川選手の金メダルの余韻に浸るためにそのとき始めてCDを入手したのだが、女性ユニットの無垢で透き通った歌声が始まるやいなや、たちまち、意識は空想の世界を彷徨っていた。わたしの頭の前頭葉が刺激され、眠っていたイマジネーションがフル回転しだし、CDを繰り返し聴くこと、数十回、あっという間に時間が過ぎていった。

人には五感がある。ご馳走を食べれば、美味しいと素直に感じる。しかし、多忙な日々の中で、意外にそれが感じられることは少ない。というより、思考能力ばかりが働いて、感じることは停滞ぎみである。五感も使うことをしないでいると、力が衰えてくるもの。

そこで、五感を思い切り使う休日を過ごすことをお薦めしたい。

美味しい食事を作り、四季の草花に目を向け、庭いじりをするのもいい。部屋にお気に入りの絵をかざり、落ち着いて眺めてみるのもいい。そして、ついでにBGMも流して、目と耳を同時に歓ばせてあげる。快適な音楽は、イマジネーションを刺激して、絵を見る愉しみを数倍に増やしてくれる。  

幸せな気分で心を満たしたいのであれば、普段から、筋力トレーニングと同様、五感の感じる力を鍛えておく必要がある。

そこで、ひとつ提案がある。クールアートを眺めながら、ケルティック・ウーマンを聞きながら、キャンティ・ワインを傾けながら、「心に汗をかく」休日をすごしてみてはいかがだろうか。きっと、サウナに入った後のような、さわやか気分で一日を過ごせること請け合いである。